久々に、BMWミニに乗りました。ディーゼル3気筒の出来の良さにびっくりです

 個人的にデザインが嫌いなクラブマン
クラシックミニにもクラブマンがあることを知る人は少なくなりましたね

個人的に大好きなジョン・クーパー・ワークス

2016年11月5日、6日に岩手県北上市にある江釣子ショッピングセンターPALにて
MINIの試乗会が行われていたので行ってきました。

実を言うと、現行のミニが出た際、ちょうど私も車の買い替え時期だったので
候補の一つとして試乗させてもらったのですが
あまりいい印象が無かったのです。

というのも、確かにハンドリングや路面の接地感はよく、変速も電光石火だったのですが
低速時はジャダー振動が出るし、乗り心地は硬すぎるし、ドライビングポジションも悪く、挙句原因不明のノイズが運転席側Bピラーから聞こえてくる始末で
自分の車の購入候補からは即座に除外しました。
なんかBMWから「お前らどうせアジリティ(俊敏性)さえ高くしてれば買うんだろ?」
みたいな上から目線を感じてしまったのです(被害妄想)

ですから正直今回も若干斜に構えた目線で試乗に参加したことは否めません

乗せていただいたのは、5ドアの1.5D
3気筒のディーゼルです

しかも、3気筒のディーゼルと言われて思い出すのは、10年くらい前でしょうか
トップギアで紹介されていた現代アクセントのディーゼル
あれは酷評されていましたね。「ディーゼルで3気筒なんてありえない」と

で、いざ乗ってみるとたしかにアイドリング中にディーゼル特有の
「トットット」という音は聞こえますが、決して中型トラックのように
「ガラガラガラ」となるわけでは無く、音振のマナーは悪く無いです。
正直、国産の4気筒ディーゼルで、この車より車内騒音が大きい車はあると思います。

走り出してみると、やはり出だしで若干のジャダー感があるものの
かつてよりもかなり改善されている気がします。
変速はスパスパと決まり、この気持ち良さは日本車が見習うべき点ですね。
ディーゼルエンジンは力強いというよりも結構回転フィーリング重視な感じがしましたが、やはりディーゼルといえどもミニ。ここは重要だったんでしょうね。

乗り心地は、以前感じていたヴァイブレーションはかなり抑えられていましたが
やはり乗り心地は硬め。
ただ、ボディ剛性がべらぼうに高いためか、運転席と助手席でハーシュネスの感じ方が全く異なっていました。
運転席では「あれ、結構乗り心地いいじゃん」となっても助手席では「うわーゴツゴツ痛いよー」って感じです。完全なるドライバーズカーなんですね。

ミニですから当然、ハンドリングは絶品でした。
BMWは「ゴーカートフィーリング」という言葉を使っていますが
このクラスの車でこのアジリティを出すのはなかなかだと思いますよ。

総評として、この車。かなりいいです。
ライバルは国産ではマツダのデミオXDやCX-3になるのかなと思いますが
個人的にはミニの乗り味の方が好きになってしまいましたね。
ただ、ハーシュネスの大きさで言えばマツダに負けているところがあるので
同乗者のことに気を配る優しい方はデミオを選ぶのが賢明かもしれません(笑)

ところで、いっつも思ってるんですけど
遊園地のゴーカートって全然「ゴーカートフィーリング」じゃないですよね??
ディズニーランドのゴーカート(あのレールの上だけ走るやつ)とか酷いもんですw
「アイドリングストップボタンでさえこんなクオリティ!」と感動する後輩
ここまで作り込む内装は、さすがは英独合作と言える出来ですね。

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